初心者のための犬の飼育ガイド

犬を飼いたいのに不安という初心者のあなたへ、犬を初めて飼育する前に準備すべきことや心構えの大事なポイントをご紹介します。お金のこと医療のこと、時間のことなど、犬を飼う前に知っておかなければならないことはたくさんあります。軽い気持ちで飼ってしまってあとで後悔しないためにも、わんちゃんを悲しませないためにも犬を飼うために必要な知識を身につけましょう。

手のかからない犬っているの?見分けるポイントは?

手がかかる犬とはどんな犬でしょう?

 

吠える?落ち着きがない?体が弱い?

言うことを聞かない?凶暴?

 

人によりイメージはさまざまでしょうが

実際に犬を飼ってみると意外なことに

手がかかったりするものです。

 

ということで、犬の性質や性格などを

ジャンル分けして、手のかからない犬について

考えてみましょう。

 

手のかからない犬~体質編~

f:id:tikn:20181019231413j:plain

世界には350種類近いわんちゃんがいます。

 

犬と一括りにしていますが、体質によっては

お世話の手間も全く違うんですよ。

 

体毛のお手入れ

体毛ケアにおいては短毛種より長毛種の方が

大変です。

 

定期的にトリミングしないと伸びた毛で

目を傷つけたり、足が滑りやすくなったり

皮膚トラブルを発症したりします。

 

トリミングが必要な犬種ではトイプードルや

シーズーポメラニアンなどが人気です。

 

ですが抜け毛に悩まされるのは長毛種とは

限りません。

 

トイプードルやシーズーなどの被毛は

シングルコートといって季節ごとの

生え変わりがないので抜け毛は少ないんです。

 

しかし、ダブルコートの犬は

換毛期に大量の毛が抜けます。

 

柴犬など短毛だけどモフモフの

ダブルコート種はゴッソリと毛が抜けるので

抜け毛掃除という意味で手間は掛かります。

 

顔のお手入れ

f:id:tikn:20181019231437j:plain

例えばブルドッグやパグなど顔にシワの多い犬種

シワの間に雑菌が繁殖しないようにお手入れが必要です。

 

ダックスフントなど耳が垂れた犬は耳が汚れやすいので

他の犬種よりこまめに耳掃除をする費用があります。

 

チワワのように目の大きな犬種は涙の量が多いため

涙やけにならないようにケアをしないといけません。

 

 

病気のリスク

犬種ごとに特性によってかかりやすい病気があります。

 

コーギーやダックス…椎間板ヘルニア

短頭種(鼻ぺちゃ犬)…短頭種気道症候群

大型で運動能力の高い犬種…馬尾症候群

ゴールデン&ラブラドール・レトリバー…股関節形成不全

マルチーズやチワワ等の小型犬…低血糖症

 

などなど犬種によってかかりやすい病気は様々です。

 

これらはほんの一部で、

純血種ならほぼ全ての犬種に特有の

病気のリスクがあるので、そういう意味では

この犬種なら安心といえる犬種はないでしょう。

 

 

手のかからない犬~性格編~

f:id:tikn:20181019231456j:plain

賢い犬

ブリティッシュコロンビア大学

スタンリー・コレン教授著「The Intelligence of Dogs」

によると賢い犬種は以下の通りです。

 

小型犬…ミニチュアシュナウザー、パピオン、

ポメラニアンなど

中型犬…ボーダーコリー、シェットランドシープドッグ

ウェルシュコーギーなど

大型犬…スタンダードプードル、ジャーマンシェパード

ゴールデン・レトリバーなど

 

吠えにくい犬

吠えにくいと言われているのは、

フレンチブルドッグ、パグ、ヨークシャテリア

ミニチュアシュナウザーマルチーズ

トイプードル、ゴールデンレトリバーなどです。

 

賢く落ち着いた犬種が吠えにくいようです。

 

手のかからない犬は性格<育て方

f:id:tikn:20181019231509j:plain

体質以外の部分で手がかかるかどうかは

実は一般的に言われている犬の性格よりも

犬の飼い方や飼育環境の方が大きく作用します。

 

私の知っているわんちゃんにも

吠えまくるフレンチブルや噛み癖のある

パピオンがいます。

 

あなたの周りのわんちゃんたちも

性格は十犬十色ではないでしょうか?

 

手がかかる問題犬は飼い主に甘やかされたり

放ったらかしにされるなど正しい飼い方を

されていない場合が多いようです。

 

犬の性格を調べるよりも犬のしつけ方法を学んで

犬種にとらわれずに気に入ったわんちゃんを

選ぶほうが後悔しないと思いますよ。

 

 

犬の散歩は毎日必要?しないとどうなるの?

犬のお世話のなかでも大変なことの

一つといえばお散歩です。

 

もちろん愛犬とのお出かけは楽しいものですが

雨の日も風の日も毎日となると、

どうしても辛い日も出てきます。

 

そこで、散歩の意義を知って、

毎日の散歩をポジティブなものに変えましょう。

 

排泄だけじゃない!犬の散歩の意味とは?

f:id:tikn:20181018122232j:plain

犬の散歩をトイレタイムと認識している

飼い主さんも多いようですが、

散歩には以下のようなメリットがあるんです。

 

  • 運動不足解消
  • ストレス発散
  • 五感を刺激して脳を活性化
  • 社交性を身につける
  • 飼い主との信頼関係を深める

 

散歩をするだけで愛犬にこれほどの効果が

あるんですね。

 

特に散歩はメンタル的なメリットが大きいです。

 

風や太陽の光を肌で感じたり、土の臭いを嗅いだり

人や車、自然の風景、鳥の声などさまざまな

物事から情報を得ることは知能の発達にも

つながりますし、老後の認知症予防にもなります。

 

また、散歩仲間のわんちゃんたちと交流することで

社交性も身につきます。

 

これらは室内では決して得られない経験ですよね。

 

散歩は毎日どれくらい行うべき?

f:id:tikn:20181018122242j:plain

運動不足解消やストレス発散という意味では

散歩は毎日行うのが理想的です。

 

お散歩不足または運動不足のわんちゃんは

ストレスを溜め込んで、無駄吠えしたり

室内でいたずらなどの問題行動が現れがちになります。

 

そして散歩にかける時間の目安は

小型犬なら1日1回30分未満

中型犬なら1日2回各30分程度

大型犬なら1日2回各30分~1時間程度

です。

 

やりすぎるとわんちゃんの足や関節に負担をかけるので

適度な時間を心がけてください。

 

上の時間は目安なので、それぞれのわんちゃんの

体質や体調、天候等を考慮して行いましょう。

 

こんなお散歩はNG

f:id:tikn:20181018122252j:plain

先程も申したとおり、やりすぎはNGです。

 

愛犬の体に負担のない範囲で行ってください。

 

また、天気が荒れている日も危険ですので

散歩は控えて室内遊びなどに時間を掛けてあげましょう。

 

そして、これはありがちですが、

わんちゃんにグイグイとリードを引っ張られて

飼い主がついていくような散歩もNGです。

 

こんな時のわんちゃんの脳内はきっと

「気の向くまま、シモベを引き連れて突っ走る」

というイメージでしょう。

 

主従関係が逆転していますよね?

 

こんな散歩が続けば続くほど、わんちゃんの

王様化は進んでいきます。

 

子犬のうちから、飼い主のペースに合わせて

歩くこと、飼い主の行きたい方向へ進むことを

覚えさせましょう。

 

また散歩の途中に待てやお座り、ボール拾いなど、

命令する遊びを取り入れると、しつけにも

コミュニケーションにもなり一石二鳥です。

 

お散歩がマンネリ化してしまい、

犬も淡々と歩くだけなら

コースや時間帯を時々変えてみましょう。

 

新しい刺激に愛犬がワクワクしてくれると

飼い主もお散歩が楽しくなりますよ。

 

犬のお留守番に音楽を流すのは効果的?

犬を飼いたいけど日中のお留守番が心配

という方は多いのではないでしょうか。

 

わんちゃんもひとりぼっちで飼い主の

帰りを待つのは不安でもあり退屈でも

あります。

 

そんなお留守番を少しでも快適なものに

するために”音楽”はいかがでしょうか?

 

犬も音楽に癒される?!

f:id:tikn:20181017170255j:plain

嘘のような話ですが、犬も人間同様、

音楽に感情が左右される生き物のようです。

 

グラスゴー大学スコットランド)と

動物愛護団体SPCAの共同研究によると

犬は音楽を聴くとリラックスするそうです。

 

とりわけソフトロックやレゲエなどを

好む傾向にあったようですが、ジャンルは問わず

音楽は犬のメンタルに良い影響を与えたとのことです。

 

 

音楽を流すと留守番の不安が解消される?

上記の研究が多くのわんちゃんについても

証明できるのであれば、留守番中に音楽を

流すことは犬を落ち着かせるのに有効と考えられます。

 

どんな音楽を流すべき?

f:id:tikn:20181017165915j:plain

ではどんな音楽を流しておけばいいのでしょうか?

 

全てのわんちゃんがソフトロックやレゲエ好き

かといえばそうとも限りません。

 

おすすめは普段飼い主さんが好んで聴く音楽です。

 

なぜなら普段、お気に入りの曲で飼い主さんが

リラックスしていると、その空気を感じたわんちゃんも

一緒に安らげるので、飼い主さんの好きな曲は

犬にとっても好きな曲と感じているからです。

 

といってもアップテンポの曲やハードロックなどは

 興奮してしまう可能性があるので穏やかな曲調が

好ましいです。

 

音楽がお気に召さないわんちゃんは、

ラジオを試すのもいいかもしれません。

 

ラジオの声は日常の生活音に近いため

わんちゃんの孤独が和らぐ場合もあります。

 

こんな音楽の流し方はNG

いくら癒し系の音楽でも、使い方によっては

わんちゃんに逆効果ということもあります。

 

その方法はお留守番のときだけ

音楽を流すということです。

 

この曲が聴こえてくると飼い主が

居なくなってしまうというパターンが

できあがってしまい、曲を聴くのが却って

ストレスになってしまいます。

 

家族と一緒のときも同じ曲をかけて

あくまでも音楽は心地良いものだと

わんちゃんに認識させましょう。

 

 

犬の健康診断の必要性と理想の頻度とは?

愛犬の健康寿命を伸ばすためには

日頃の健康観察に加えて、

病院での健康診断(犬ドック)が大切です。

 

病気の早期発見や健康状態の把握に有効な

健康診断はどのくらいの頻度で行うのが

理想なのでしょうか?

 

犬の病気発見は手遅れになりやすい?

f:id:tikn:20181017144023j:plain

健康診断が大切な理由はこれです。

 

犬の病気はとても気づきにくく、

気づいた時には手遅れという場合も多いんです。

 

実際私の以前飼っていた愛犬も、

体調を崩してから半月足らずで

天国へ旅立って行きました。

 

 

これは犬の習性によるものです。

 

野生動物だった犬のご先祖さまは、

自分の体の不調を敵に悟られまいと

隠す習性がありました。

 

現代のワンコ達もこの習性の名残で

不調や痛みを我慢しようとします。

 

なので、辛そうな様子を見せた時には

すでに我慢の限界を超えた危険な状態

という場合が多いのです。

 

いくら飼い主がいつも一緒にいたとしても

なかなか病気に気づけないのはそのためです。

 

だからこそデータとして犬の健康状態を

把握しておくことはとても大切なんです。

 

犬の健康診断(犬ドック)の検査項目や費用は?

f:id:tikn:20181017144039j:plain

犬の健康診断には基本診断とオプション診断が

ありあます。

 

基本診断は多くの動物病院で共通していると思いますが、

「体重チェック・問診・触診・耳目口内のチェック・

糞尿検査・血液検査」等の検査になります。

 

それらに加えてエコー検査やレントゲン検査

オプションで加えていく感じです。

 

費用の相場は、

 

基本的な検査で1万円前後

エコーやレントゲンを追加すると2~3万円程度

 

といったところです。

 

エコーやレントゲンを含めてチェックすることが

理想ですが、費用がネックなら、若いうちは

血液検査までの検診でもいいかもしれません。

 

犬の健康診断(犬ドック)はいつからどれくらいの頻度で行うべき?

f:id:tikn:20181017144048j:plain

犬の健康診断は生後1年頃から年1回のペースで、

シニア年齢(7歳以降)になると半年に1回のペースで

行うことが望ましいとされています。

 

私個人としては、若くて元気で走り回っている時期は

2年に1度くらいのペースでも大丈夫ではないかと思います。

(毎年が難しいようなら獣医さんに相談しましょう)

 

ですが初めての健康診断は

1、2歳くらいの若い年齢で行うのがおすすめです。

 

おそらく何の問題もない場合が多いと思いますが、

その子の体質や血液の正常値を把握しておくのは

とても大切です。

 

愛犬の健康状態をデータとして正確に知ることで

その後の健康管理をその子にふさわしい方法で

行えるので、病気などの予防にも役立ちますよね。

 

共働き家庭でも犬は飼えるの?

共働き夫婦のご家庭、または

日中に家族全員が外出している家庭

でも犬を飼えるのでしょうか?

 

問題点や対策について考えてみました。

 

共働き家庭で犬を飼うのが難しいわけ

f:id:tikn:20181016225253j:plain

共働き家庭の問題は日中の留守番ですよね。

 

まだ子犬で、ひとりぼっちに慣れない時期の

留守番は特に難しいと言われています。

 

それには次のような理由があるからです。

  • の管理が難しい
  • トイレ垂れ流し
  • 家の中の物を噛んだり引っ掻いたりして荒らす
  • 無駄吠えをする
  • 留守番がかわいそうで飼い主が気が気ではない

 

ではそれぞれの問題をどう解決していけば

いいのでしょうか?

 

食事の問題は道具で解決 

子犬は少なくとも一日3回は給餌が必要です。

 

仕事中に一時帰宅できれば問題ないのですが

みんながみんな気軽に帰宅できませんよね。

 

そんな時は自動給餌器で対応です。

 

数千円〜2、3万円程度で購入できる自動給餌器

ですが、中にはカメラ付きでスマホと連動して

様子を確認できたり、飼い主の声を聞かせられる

商品もあります。

 

トイレぐちゃぐちゃの解決法は?

f:id:tikn:20181016225309j:plain

一番いいのはトイレトレーニング済み

わんちゃんをブリーダー等から購入することです。

 

もしくはわんちゃんを長期休暇時に迎え入れて

トイレトレーニングを始めましょう。

 

一週間程度では身につかないかもしれませんが、

一日でも早く身につくと飼い主の負担もだいぶ

軽減されます。

 

また部屋に放し飼いにせず、サークルやケージに

トイレを備え付け、その中で留守番させるように

するといいでしょう。

 

家の中を荒らしたり、吠えるのは不安な証拠

f:id:tikn:20181016225325j:plain

犬はとにかく不安で落ち着かないため

吠えたり物を壊したりします。

 

対策としては室内用の犬小屋やクレートなどを

サークル内に設置して、わんちゃんの安心できる

空間を作ってあげることです。

 

その際はトイレと寝る場所を区分けしてあげると

より快適です。

 

ただし、犬小屋やサークルを留守番の時だけ

利用するは逆効果!

 

わんちゃんにとってサークル内は寂しい場所という

刷り込みができてしまうので、家族といる時も

サークル等を利用してくつろぐ場所という

印象付けをしてあげてください。

 

また不安を柔らげるには睡眠が一番です。

 

出勤前に散歩や遊びの時間を十分にとり

わんちゃんを疲れさせてあげるといいですね。

 

それでも留守番が心配ならサービスに頼って

f:id:tikn:20181016225339j:plain

心配ならサービスを利用しましょう。

 

例えば月額10〜20万円くらいから

犬の保育園・幼稚園を利用できます。

 

生活の面倒はもちろん、しつけもしてくれるので

メリットの大きいサービスです。

 

しかし、至れり尽くせりなぶん、

わんちゃんが施設の方をホームだと思う場合も。

 

施設に任せきって甘やかせていると

主従関係がねじれるので要注意です。

 

もう一つはペットシッターです。

 

時間単位で依頼できるので食事の時間に合わせて

都合よく利用することができます。

 

飼い主の要望に忠実にお世話して貰えるので

信頼できるシッターさんに会えたら

これが一番いい方法ではないでしょうか。

 

解決策はあるけど思い通りにはいかない

f:id:tikn:20181016225354j:plain

このように工夫次第で共働き飼育は可能です。

 

しかし留守番対策をしたら全てが解決する

わけではありません。

 

愛犬が突然体調を崩した時にすぐに駆けつけたり

何日も休んで看病できますか?

 

その日から要介護生活が始まったら、

すぐに仕事を辞めることができますか?

 

少しでも引っ掛かる部分があるのなら

今は犬を飼うタイミングではないかもしれません。

 

犬を飼うということは、この先15年程度

常にこのような覚悟を持って犬と向き合う

ということです。

 

犬と幸せな暮らしには大きな責任を伴う

ということを常に心掛けておく必要があります。

 

犬の予防ワクチンの年間金額はいくら?

犬が摂取すべきワクチンは2種類

f:id:tikn:20181016222340j:plain

愛犬の健康管理にワクチンの予防接種は欠かせません。

 

定期的に摂取すべき主なワクチンは

接種義務のある狂犬病ワクチンと、

任意ではあるものの重篤な複数の感染症

予防するための混合ワクチンです。

 

この二つのワクチンの1年間にかかる費用を

全国の動物病院の料金を元にまとめました。

 

狂犬病ワクチンはいくらかかる?

毎年の接種が義務付けられている狂犬病ワクチン。

 

狂犬病は人間を含むほぼ全ての哺乳類に感染し、

発病した場合はほぼ100%死亡すると言われる

恐ろしい病です。

 

狂犬病ワクチンは動物病院はもちろん、

自治体の集団接種でも受けることができます。

 

狂犬病ワクチンにかかる費用は

注射代金+注射済票交付手数料550円です。

 

注射代金は病院や 自治体により異なりますが、

概ね3000円前後です。

 

また初回接種時に畜犬登録(犬のID登録のような制度)

を済ませていない場合は、登録手数料3000円を追加

登録手続きをしてもらえます。

 

自治体の集団接種は4〜6月に行われますが、

動物病院では通年行っているところも多いです。

 

詳しくはお近くの自治体や動物病院へ

ご確認ください。

 

混合ワクチンはいくらかかる?

f:id:tikn:20181016223038j:plain

犬の混合ワクチンは2種〜11種のものがあります。

 

 主流は5種〜9種あたりですが、

わんちゃんの健康状態や体質、生活環境や

生活スタイルによって最適なワクチンが異なります。

 

混合ワクチンはワクチンの種類が多いぶん

メリットもあればデメリットも増えるので

愛犬に合ったワクチン選びは値段や種類ではなく

獣医さんとよく話し合った上で決めてください。

 

費用の相場は以下の通りです。

 

<5種•6種>5000円〜10000円程度

<7種•8種>7000円〜12000円程度

<9種〜>8000円程度〜

 

これは全国各地の動物病院をピックアップして

算出したものですが、上記よりも格安な病院も

高めの病院もあります。

 

病院によって価格差が大きいワクチンなので

近所の病院の料金を比較してみてくださいね。

 

混合ワクチンも毎年の接種が必要?

f:id:tikn:20181016223054j:plain

混合ワクチンは任意接種です。

 

しかし、命に関わるような病気への感染や

重篤化を防ぐ目的があるため、

やっておいた方がいいワクチンです。

 

基本的に毎年接種するものではありますが

わんちゃんの体型や体調によっては

必ず毎年打たないといけない訳でもありません。

 

獣医さんと相談して、各々に合ったペースで

接種することをオススメします。

 

ただし、ペットホテルやドッグラン、しつけ教室

などを使用する際にはワクチン接種証明を

提示しなければならない場合があります。

 

その場合は一年以内の摂取や混合数など施設の条件に

合わせた予防接種を行う必要があります。

 

ワクチン接種はいつから始めるべき? 

基本的にワクチンは生後45〜60日経過した頃から

第一回目の接種を行います。

 

その後1ヶ月間隔で2回目、3回目と接種します。

 

スケジュールについては愛犬の生まれた日や

購入前の接種状況の有無により変わりますので

購入の際はワクチンの状況をしっかり確認しましょう。

 

 

子犬にとって理想的なお部屋の環境の作り方

室内犬を飼育する環境次第で

愛犬のしつけのしやすさや健康寿命

大きく変わります。

 

犬が過ごしやすい環境を整えて

快適なペットライフを過ごしましょう。

 

愛犬の生活スペースはリビングが理想的

f:id:tikn:20181015153820j:plain

愛犬が寝食を行ったり、くつろいだり

遊んだりする場所はリビングがおすすめです。

 

愛犬に家中どこでも自由に移動させるご家庭も

ありますが、しつけ・安全面両方を考慮すると

犬用のスペースは限定した方がより望ましく感じます。

 

特にリビングは家族が近くにいる時間が最も多い

場所なので、孤立を嫌う犬にとって最も安らげる

場所であると言えます。

 

リビング以外には補助的なスペースとして

トイレや洗面や廊下などに犬用トイレを置いたり

気分転換や体温調節のために廊下や別の一部屋を

解放するなどご家庭によって対応されるといいと思います。

 

犬部屋を設ける場合でも子犬期間だけは

リビングで共同生活して環境に慣らすのがおすすめです。

 

愛犬の安全対策ポイント

f:id:tikn:20181015153837j:plain

犬のための環境づくりで最も重要なのが

事故のリスクを減らすことです。

 

<安全対策ポイント>

  1. キッチン(火)と浴室(水)には入らせない
  2. 犬の進入禁止エリアには犬用ゲートを設置
  3. フローリングや畳にマットを敷く
  4. 配線コード、コンセントにカバーをして噛ませない
  5. 誤飲防止のために小物は必ずしまう
  6. 背の高い家具には転倒防止対策をする
  7. ドアにはストッパーをする
  8. エアコンやヒーターで室温管理する

 

以下補足です。

 

3については床が滑りやすいと犬の足や腰に

負担がかかるので、タイル式のフロアマットを

敷くなどして対応しましょう。

 

5の誤飲しそうな物は

人間の食べ物、薬、化粧品、洗剤、タバコ、

電池、観葉植物、プラスチック製品など

さまざまです。

 

わんちゃんによって興味の対象が異なるので、

とにかく小物は全て出しっ放しにしないよう

心がけてください(噛まないしつけも

行いましょう)。

 

7のドアストッパーはドアに挟まれるのを防ぐ

意味もありますし、開かないようにして

他のスペースに行かせないのにも便利です。

 

お部屋の環境でストレス対策

f:id:tikn:20181015153853j:plain

わんちゃんの生活スペースにケージや犬小屋

サークルなどを設置して、愛犬が休める

専用スペースを作りましょう。

 

自分だけの空間ができることで

わんちゃんのストレス解消になりますし

その小さな空間が自分の場所だと理解させることで

わんちゃんと人間の主従関係が明確化されるため

しつけをしやすくなります。

 

またケージなどの”隠れ場所”があることで

来客や騒音などに無駄吠えすることも無くなります。

 

また家族の中に小さなお子さんがいる場合、

一方的にわんちゃんにグイグイ行くことがあるので

気が休まる場所はわんちゃんにとって重要なんです。

 

犬用スペースは直射日光を避けつつも明るくて

空調設備の風が直接当たらない快適な場所に

設置しましょう。