子犬ためのやりすぎない寒さ対策とは?
子犬を飼育し始めてから数ヶ月のうちに
冬を迎えると、子犬が寒さに耐えられるか
心配ですよね。
まだ抵抗力の弱い子犬が体調を崩さないために
必要な寒さ対策をご紹介します。
愛犬が真冬に快適に過ごせる環境づくり
愛犬が真冬の室内で人間とともに過ごす場合は
人間と同じ暖房設備の元で快適に過ごせます。
しかし、留守番時や就寝時などわんちゃんだけで
過ごす時間は環境を整えてあげましょう。
服を着せる
室内であってもわんちゃんが寒そうなときは
服を着せてあげましょう。
シングルコートや南国原産の犬種は特に
寒さに弱いので、室温や気候にあった
素材の服を着せましょう。
服がストレスになるようであれば無理に着せる
必要はありません。
就寝スペースを暖かく
ケージやクレート、ドッグベッドの内部や
周りを暖かくしておきましょう。
(室外犬の犬小屋にも有効です)
- 周囲、天井を毛布で包む
- 底部にペット用保温マットを敷く
- 内部に毛布やフリースなどを敷き詰める
- ペット用ホットカーペットを敷く
- ペット用湯たんぽを利用する
わんちゃんは夜だけでなく留守番中も
寝て過ごす事が多いので、就寝スペース
の寒さ対策が肝心です。
ホットカーペットは電気を使うので
コードを噛む心配がある場合は
おすすめしません。
とくに歯の生え始める子犬は歯茎の痒みの
解消のために物を噛む習性があるので
湯たんぽの方が安全です。
(7~10時間程度温かいです)
また、長時間留守にする場合、
湯たんぽが冷めてからも暖をとれるように
タイマーで暖房が掛かるように
セットして出かけるといいですね。
一日中、暖房つけっぱなしは過保護?!
北陸・東北・北海道などの寒冷地なら
暖房が必須の地域もあるでしょう。
ですが、関東以南で日中の室温が15℃程度
ある場合は、必ずしも暖房が必要ではありません。
チワワなど特に寒さに弱い犬種の場合は、
暖房を掛け続けていてもいいかもしれませんが
室温は20℃前後にとどめて、就寝スペースに
寒さ対策を施す方がいいでしょう。
暖房の使いすぎによる室内の乾燥で
皮膚や肉球がダメージを受けたり
体温調節機能が十分に鍛えられない
といった懸念もあることを理解しておきましょう。
ストーブやファンヒーターのつけっぱなしは厳禁!
ストーブやファンヒーターはぬくぬくですが
それらは燃焼することで室温をあげるもの
なので、室温が上がりすぎてしまう恐れがあります。
つける時間に比例して室温が上昇するので
留守番や就寝時には向きません。
また換気の必要もあるので、家族と過ごす
時間のみ利用しましょう。
寒い日はお散歩に行かないほうがいい?
真冬のお散歩は体調面でも心配ですよね。
ですが、わんちゃんが散歩できる月齢で
お散歩が好きなら、短時間でもお散歩に
連れて行ってあげましょう。
わんちゃんが震えるほど寒がれば
冬用の服を着せてあげるといいですが、
わんちゃん自身が嫌がるのなら
服は必須ではありません。
小型犬は室内遊びで足りると言う人もいますが
散歩にはストレス発散や体力向上、
知能の発達などの役割があるので大切です。
動き回れば体温も上がってくるので
わんちゃんが楽しそうであれば
人間が思うほど散歩を辛く感じていませんよ。