共働き家庭でも犬は飼えるの?
共働き夫婦のご家庭、または
日中に家族全員が外出している家庭
でも犬を飼えるのでしょうか?
問題点や対策について考えてみました。
共働き家庭で犬を飼うのが難しいわけ
共働き家庭の問題は日中の留守番ですよね。
まだ子犬で、ひとりぼっちに慣れない時期の
留守番は特に難しいと言われています。
それには次のような理由があるからです。
- 餌の管理が難しい
- トイレ垂れ流し
- 家の中の物を噛んだり引っ掻いたりして荒らす
- 無駄吠えをする
- 留守番がかわいそうで飼い主が気が気ではない
ではそれぞれの問題をどう解決していけば
いいのでしょうか?
食事の問題は道具で解決
子犬は少なくとも一日3回は給餌が必要です。
仕事中に一時帰宅できれば問題ないのですが
みんながみんな気軽に帰宅できませんよね。
そんな時は自動給餌器で対応です。
数千円〜2、3万円程度で購入できる自動給餌器
ですが、中にはカメラ付きでスマホと連動して
様子を確認できたり、飼い主の声を聞かせられる
商品もあります。
トイレぐちゃぐちゃの解決法は?
一番いいのはトイレトレーニング済みの
わんちゃんをブリーダー等から購入することです。
もしくはわんちゃんを長期休暇時に迎え入れて
トイレトレーニングを始めましょう。
一週間程度では身につかないかもしれませんが、
一日でも早く身につくと飼い主の負担もだいぶ
軽減されます。
また部屋に放し飼いにせず、サークルやケージに
トイレを備え付け、その中で留守番させるように
するといいでしょう。
家の中を荒らしたり、吠えるのは不安な証拠
犬はとにかく不安で落ち着かないため
吠えたり物を壊したりします。
対策としては室内用の犬小屋やクレートなどを
サークル内に設置して、わんちゃんの安心できる
空間を作ってあげることです。
その際はトイレと寝る場所を区分けしてあげると
より快適です。
ただし、犬小屋やサークルを留守番の時だけ
利用するは逆効果!
わんちゃんにとってサークル内は寂しい場所という
刷り込みができてしまうので、家族といる時も
サークル等を利用してくつろぐ場所という
印象付けをしてあげてください。
また不安を柔らげるには睡眠が一番です。
出勤前に散歩や遊びの時間を十分にとり、
わんちゃんを疲れさせてあげるといいですね。
それでも留守番が心配ならサービスに頼って
心配ならサービスを利用しましょう。
例えば月額10〜20万円くらいから
犬の保育園・幼稚園を利用できます。
生活の面倒はもちろん、しつけもしてくれるので
メリットの大きいサービスです。
しかし、至れり尽くせりなぶん、
わんちゃんが施設の方をホームだと思う場合も。
施設に任せきって甘やかせていると
主従関係がねじれるので要注意です。
もう一つはペットシッターです。
時間単位で依頼できるので食事の時間に合わせて
都合よく利用することができます。
飼い主の要望に忠実にお世話して貰えるので
信頼できるシッターさんに会えたら
これが一番いい方法ではないでしょうか。
解決策はあるけど思い通りにはいかない
このように工夫次第で共働き飼育は可能です。
しかし留守番対策をしたら全てが解決する
わけではありません。
愛犬が突然体調を崩した時にすぐに駆けつけたり
何日も休んで看病できますか?
その日から要介護生活が始まったら、
すぐに仕事を辞めることができますか?
少しでも引っ掛かる部分があるのなら
今は犬を飼うタイミングではないかもしれません。
犬を飼うということは、この先15年程度
常にこのような覚悟を持って犬と向き合う
ということです。
犬と幸せな暮らしには大きな責任を伴う
ということを常に心掛けておく必要があります。