犬の健康診断の必要性と理想の頻度とは?
愛犬の健康寿命を伸ばすためには
日頃の健康観察に加えて、
病院での健康診断(犬ドック)が大切です。
病気の早期発見や健康状態の把握に有効な
健康診断はどのくらいの頻度で行うのが
理想なのでしょうか?
犬の病気発見は手遅れになりやすい?
健康診断が大切な理由はこれです。
犬の病気はとても気づきにくく、
気づいた時には手遅れという場合も多いんです。
実際私の以前飼っていた愛犬も、
体調を崩してから半月足らずで
天国へ旅立って行きました。
これは犬の習性によるものです。
野生動物だった犬のご先祖さまは、
自分の体の不調を敵に悟られまいと
隠す習性がありました。
現代のワンコ達もこの習性の名残で
不調や痛みを我慢しようとします。
なので、辛そうな様子を見せた時には
すでに我慢の限界を超えた危険な状態
という場合が多いのです。
いくら飼い主がいつも一緒にいたとしても
なかなか病気に気づけないのはそのためです。
だからこそデータとして犬の健康状態を
把握しておくことはとても大切なんです。
犬の健康診断(犬ドック)の検査項目や費用は?
犬の健康診断には基本診断とオプション診断が
ありあます。
基本診断は多くの動物病院で共通していると思いますが、
「体重チェック・問診・触診・耳目口内のチェック・
糞尿検査・血液検査」等の検査になります。
それらに加えてエコー検査やレントゲン検査を
オプションで加えていく感じです。
費用の相場は、
基本的な検査で1万円前後
エコーやレントゲンを追加すると2~3万円程度
といったところです。
エコーやレントゲンを含めてチェックすることが
理想ですが、費用がネックなら、若いうちは
血液検査までの検診でもいいかもしれません。
犬の健康診断(犬ドック)はいつからどれくらいの頻度で行うべき?
犬の健康診断は生後1年頃から年1回のペースで、
シニア年齢(7歳以降)になると半年に1回のペースで
行うことが望ましいとされています。
私個人としては、若くて元気で走り回っている時期は
2年に1度くらいのペースでも大丈夫ではないかと思います。
(毎年が難しいようなら獣医さんに相談しましょう)
ですが初めての健康診断は
1、2歳くらいの若い年齢で行うのがおすすめです。
おそらく何の問題もない場合が多いと思いますが、
その子の体質や血液の正常値を把握しておくのは
とても大切です。
愛犬の健康状態をデータとして正確に知ることで
その後の健康管理をその子にふさわしい方法で
行えるので、病気などの予防にも役立ちますよね。