室外犬のドッグハウスの正しい選び方
室外犬の犬小屋のポイントは広さ
犬小屋の役割は雨風を凌ぐのはもちろん、
わんちゃんがリラックスして休める
環境を作ることにあります。
犬のご先祖様は、穴を掘ってそこで
丸まって眠っていました。
その名残で現代のわんちゃんたちも
穴のように狭い場所にいると落ち着くんです。
人間の感覚だと、広い方が開放感があり
のびのび過ごせそうに感じますが、
犬は広すぎる環境だと不安を感じてしまいます。
犬小屋を選ぶ際は、わんちゃんが眠る時に
壁に体の一部がくっつく程度の広さで
小さすぎないものを選びましょう。
犬小屋の素材は木・プラ・スチールどれがいい?
犬小屋は木材、プラスチック、スチール
という3つのいずれかの素材でできたものが
主流です。
素材にはそれぞれ長所と短所があります。
木製のドックハウスの特徴
自然素材なので犬が一番落ち着けます。
また、湿度の調整も適度に行ってくれるため
様々な気候に対応しやすいのも長所です。
しかし木材が腐敗しカビが生えると
犬の健康に悪影響を及ぼす可能性もあるので
設置環境を工夫したり
こまめに点検する必要があります。
スチール製のドックハウスの特徴
スチール製のメリットはなんといっても
頑丈なことです。
時々プラスチックや木製の犬小屋を噛んで
ボロボロにするわんちゃんがいますが
スチール製ならその心配は無用です。
重さもあるので安定感も抜群です。
一方、熱が伝わりやすいため、夏や冬は
特に注意が必要です。
また、重さはメリットではあるものの
ちょっと場所を移動させようというのが
難しい場合もあります。
プラスチック製ドッグハウスの特徴
プラスチック製は価格も安く、
比較的軽量なので臨機応変に場所移動ができ
便利です。
劣化は早いものの腐敗やサビの心配はなく
犬の健康に直結する害はありません。
デメリットはその軽さゆえに安定性が乏しいこと。
床下に砂を敷いたりおもりを乗せるなどして
対応する必要があります。
また夏場は熱がこもりやすいので注意しましょう。
デメリットもありますが利便性を考えると
プラスチック製が個人的にはオススメです。
ドッグハウスは設置場所が一番重要
犬小屋の快適さを左右するのは設置環境です。
夏場であれば日陰で風通しの良い場所、
真冬なら日中は暖かく、風が直接吹き込まない場所。
蚊が活動する時期は、近くに水場や水たまり、
藪などがない場所に設置しましょう。
そして人通りや交通量の多い道沿いは
ストレスになりますから、静かで落ち着いた
場所を選んでください。
また、暑すぎたり寒すぎたりする日は
できるだけ玄関に入れてあげるといいですね。
犬小屋は快適でも寂しいんです…
どんなに快適な犬小屋を設置しても
基本的に犬は人間とふれあっていたい生き物。
最低限のお世話しかしていないと
寂しくて無駄吠えをしたり、小屋を噛んで
ボロボロにしたりしてアピールしてきます。
室外犬は家族と接する時間が短くなりがちですが
だからこそ、散歩だけでなくスキンシップや
一緒に遊ぶ時間を作ってあげてくださいね。