初心者のための犬の飼育ガイド

犬を飼いたいのに不安という初心者のあなたへ、犬を初めて飼育する前に準備すべきことや心構えの大事なポイントをご紹介します。お金のこと医療のこと、時間のことなど、犬を飼う前に知っておかなければならないことはたくさんあります。軽い気持ちで飼ってしまってあとで後悔しないためにも、わんちゃんを悲しませないためにも犬を飼うために必要な知識を身につけましょう。

犬の予防ワクチンの年間金額はいくら?

犬が摂取すべきワクチンは2種類

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愛犬の健康管理にワクチンの予防接種は欠かせません。

 

定期的に摂取すべき主なワクチンは

接種義務のある狂犬病ワクチンと、

任意ではあるものの重篤な複数の感染症

予防するための混合ワクチンです。

 

この二つのワクチンの1年間にかかる費用を

全国の動物病院の料金を元にまとめました。

 

狂犬病ワクチンはいくらかかる?

毎年の接種が義務付けられている狂犬病ワクチン。

 

狂犬病は人間を含むほぼ全ての哺乳類に感染し、

発病した場合はほぼ100%死亡すると言われる

恐ろしい病です。

 

狂犬病ワクチンは動物病院はもちろん、

自治体の集団接種でも受けることができます。

 

狂犬病ワクチンにかかる費用は

注射代金+注射済票交付手数料550円です。

 

注射代金は病院や 自治体により異なりますが、

概ね3000円前後です。

 

また初回接種時に畜犬登録(犬のID登録のような制度)

を済ませていない場合は、登録手数料3000円を追加

登録手続きをしてもらえます。

 

自治体の集団接種は4〜6月に行われますが、

動物病院では通年行っているところも多いです。

 

詳しくはお近くの自治体や動物病院へ

ご確認ください。

 

混合ワクチンはいくらかかる?

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犬の混合ワクチンは2種〜11種のものがあります。

 

 主流は5種〜9種あたりですが、

わんちゃんの健康状態や体質、生活環境や

生活スタイルによって最適なワクチンが異なります。

 

混合ワクチンはワクチンの種類が多いぶん

メリットもあればデメリットも増えるので

愛犬に合ったワクチン選びは値段や種類ではなく

獣医さんとよく話し合った上で決めてください。

 

費用の相場は以下の通りです。

 

<5種•6種>5000円〜10000円程度

<7種•8種>7000円〜12000円程度

<9種〜>8000円程度〜

 

これは全国各地の動物病院をピックアップして

算出したものですが、上記よりも格安な病院も

高めの病院もあります。

 

病院によって価格差が大きいワクチンなので

近所の病院の料金を比較してみてくださいね。

 

混合ワクチンも毎年の接種が必要?

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混合ワクチンは任意接種です。

 

しかし、命に関わるような病気への感染や

重篤化を防ぐ目的があるため、

やっておいた方がいいワクチンです。

 

基本的に毎年接種するものではありますが

わんちゃんの体型や体調によっては

必ず毎年打たないといけない訳でもありません。

 

獣医さんと相談して、各々に合ったペースで

接種することをオススメします。

 

ただし、ペットホテルやドッグラン、しつけ教室

などを使用する際にはワクチン接種証明を

提示しなければならない場合があります。

 

その場合は一年以内の摂取や混合数など施設の条件に

合わせた予防接種を行う必要があります。

 

ワクチン接種はいつから始めるべき? 

基本的にワクチンは生後45〜60日経過した頃から

第一回目の接種を行います。

 

その後1ヶ月間隔で2回目、3回目と接種します。

 

スケジュールについては愛犬の生まれた日や

購入前の接種状況の有無により変わりますので

購入の際はワクチンの状況をしっかり確認しましょう。