子犬用のドッグフードは毎日ウェットタイプでも大丈夫?
ドッグフードは主にカリカリのドライタイプと
缶詰などに入った柔らかいウェットタイプに
分かれます(半生などもある)。
種類が豊富なのはドライタイプですが、
ウェットタイプを好むわんちゃんも多いです。
ドライ・ウェットそれぞれに長所と短所が
あるのですが、育ち盛りの子犬期に
ウェットフードをメインで与えるとどういった
メリット・デメリットがあるのでしょうか?
子犬にウェットフードを与えるメリット
ウェットフードには以下のメリットがあります。
- 香り・風味が豊かで嗜好性が高い
- 柔らかいので消化されやすい
- 栄養分と水分が同時に摂れて手軽
まずお腹に負担をかけないことが子犬にとって
一番のメリットではないでしょうか?
ドライフードよりも食いつきがいいわんちゃんも
多いようなので、食欲が落ちた時や少食の
わんちゃんにも有効です。
またウェットフードはこれ一つで栄養と水分が
同時に補えるため、栄養管理がしやすいのも
メリットです。
※ただし、ウェットフードには「総合栄養食」
「一般食」「副食」「療法食」という種類わけが
あるので、主食にするなら「総合栄養食」を
選んでくださいね。
ウェットフードのデメリットは?
ウェットフードのデメリットは以下の通りです。
- ドライフードよりも歯周病になりやすい
- 食材の管理に手間がかかる
- ウェットフードを好むとドライフードを食べなくなる
- 顎の力がつかない
- ドライフードより量を食べる必要がある
- ドライフードよりもコストがかかる
ウェットフードの柔らかい食感は
咀嚼力をつけさせたい子犬にとっては
少し物足りないかもしれません。
また、柔らかいと口内に食べかすが残りやすいので
歯や口のトラブルの原因になる場合も。
おやつやオモチャで顎の力を鍛えたり
毎日歯磨きを念入りに行うなど代替ケアを
行いましょう。
またウェットフードは開封後に食べきれない場合
密閉性の高い容器に入れて冷蔵し、数日中に
食べ切らなければ劣化してしまいます。
ドライフードよりも管理が難しいですよね。
またドライフードのように成分が凝縮されていないので
量を多く食べる必要があります。
食いしん坊な子ならともかく、まだ胃の小さな
子犬にとってはドライフードの方が楽かもしれません。
一番のデメリットはウェットフードしか食べなくなること
一番大きなデメリットは
ドライフードを食べてくれなくなることです。
確かにウェットフードだけで必要な栄養が賄えるため
そこは問題ではないのですが、
ドライフードを拒否した結果、もっと美味しい
ウェットフードに出会ったわんちゃんは
さらに美味しいものに出会うためにウェットフードも
いずれ拒否するかもしれませんよね。
すると行き着く先は人間と同じ食材を使用した
手作りフードになるかと思いますが、知識が無いと
必要な栄養を補えないし、手間もお金もかかるし
完全手作りフードはかなりハードルが高いです。
これから犬を飼われるのであれば、
将来を見据えて、ドライフードをメインで
与えることをおすすめします。
子犬期はどうしても甘やかしたくなりますが
わんちゃんが望むままに食事を与えていたら
いずれ偏食になったりわがままになったり
するかもしれません。
もしドライフードに飽きてきた感じがあれば
ぬるま湯でふやかして香りを引き立てたり、
肉系から魚系に味をガラッと変えるなど
工夫してみてくださいね。