一人暮らしで犬を飼うと費用はいくら掛かる？

一人暮らしであれ家族と同居であれ

犬一匹を飼う費用は基本的に同じです。

しかし一人暮らしの場合は

犬のお世話はもちろん、費用面でも

全て自分が責任を持たなければいけません。

いざ飼い始めてからお金で困ることのないように

事前に費用を見積もることは大切なことです。

犬（小型犬）1匹あたりに掛かる費用

一人暮らし（マンション・アパート）の人が

小型犬1匹を飼うと想定して試算しています。

 エサ代

3kg程度の小型犬のひと月のエサ代は平均すると

2000円程度。

これにおやつ代を加えるなら

およそ3000円/月です。

食費を抑えるために大量安価で販売されている

フードや、人間の食べ物の残りなどを

与えたくもなりますが、そういう食べ物には

穀物が多く含まれていたり、犬の健康に悪い

食材も含まれているためおすすめしません。

トイレシーツ代

 一人暮らしだとわんちゃんを長時間留守番

させる必要があります。

そのため室内トイレは不可欠です。

一般的なトイレシートはひと月あたり

1000円～2000円程度掛かります。

布製のトイレシートだと一枚2~3000円程度。

使い捨てではないので複数枚用意するだけで

費用は大きく節約できますが、

その分洗濯の手間が生じます。

予防接種、感染症対策

飼い犬に義務付けられている

狂犬病予防接種や、

混合ワクチン、フィラリア予防薬など

病気の予防にかかる費用は年間で

およそ2～3万円程度です。

ペット保険代

ペット専用の医療保険は

任意ですが加入すべきです。

ペットの医療費は人間のように

保険制度がないため、病院へ行って

診察と薬を処方してもらうだけで

数万かかるなんてこともありえます。

月1000円～2000円の保険料を払えば

いざという時の通院入院、手術等の

高額医療費を7割程度補償してもらえます。

ペットホテル等、預け費用

一人暮らしの場合飼い主が旅行などで

不在になる時は知人に預けるか、

ペットホテルなどのサービスを

利用する必要があります。

ペットホテルの場合小型犬一泊あたり

およそ3000円掛かります。

近所にいざという時に預けられる

知人を何人か探しておくといいでしょう。

不在時の餌やりや監視

留守中に餌をあげる必要があれば

自動給餌器を取り入れるといいでしょう。

数千円～2、3万円程度で購入できます。

また、留守中にイタズラをしたり

無駄吠えしてご近所迷惑になっていないか

観察できるカメラがあると安心です。

最近では数千円でスマホと連動した

監視カメラを購入できます。

一万円未満でもペットの動きを追跡撮影

してくれる商品もありますよ。

お部屋の環境整備費用

滑らないフロアマットや

犬の寝室、ペットサークル

進入防止ゲート、おもちゃなど

犬と人が快適に過ごせるために

必要なアイテムを買い揃えましょう。

突然の体調不良に対応できる資金はありますか？

以上、犬の飼育に掛かる主な費用を

まとめてみました。

それ以外にもペット可能な部屋の家賃や

突然のケガや病気で発生する医療費

老犬になった時の介護費用など

+αの出費は多岐にわたります。

犬を飼うことで自分の生活を切り詰めて

ギリギリになるような家計なら

不測の事態には対応できません。

また、一人暮らしなら自分が体調を崩したり

結婚・出産等でどうしても飼えない事情が

出てくる可能性もあります。

そんないざという時に受け皿になってくれる人を

犬を飼う前に必ず見つけておく必要があります。